WOMAN LIFE 「女性のためのなんでもトラブル相談室第七回」 ひまわり探偵社 福山市

女性のためのなんでもトラブル相談室第七回

ひまわり探偵社の相談員の南です。ウーマンライフの紙面をお借りして毎回テーマを決め、様々な問題にスポットを当てていきたいと思います。

10年以上の私立探偵の経験を生かした相談員が夫婦の問題から恋愛、家族、金銭、ストーカーなど皆様からの身近なお悩みやご相談にもお答えしていきたいと思いますので、ご遠慮なくお電話下さい。



子供が被害者になる事件

今回のウーマンライフでは、子供をお持ちのお母さん必見!ここ数年増え続ける「子供が被害者になる事件」にスポットを当て、その対策などをご紹介したいと思います。

「子供が被害者になる事件」ということで、ひまわり探偵社在籍の元大阪府警警察官の那須調査委員に警官時代の経験を活かしたアドバイスを頂きました。

僕が勤務していた大阪は、全国的に見ても幼い子供を狙った犯罪のとても多い街でした。そうした事から、「子供が被害者」という犯罪をたくさん見てきました。僕自身、余罪を100件以上も持った幼児を狙った強制わいせつ事件の犯人を捕まえたこともあります。しかし、この犯人は未成年ということで、実名報道もされず、刑務所に入ることも無く、すでに社会で普通に暮らしています。性犯罪者の再犯率は、他の犯罪に比べるとかなり高く、繰り返し同じ様な犯罪を犯す危険があるのです。

欧米と違って、性犯罪歴のある人間のある人間の情報を地域に提供出来ない日本において、危機感を常に持っておくことが大切です。福山も例外ではありません。幼児を狙った犯罪は確実にあるのです。

犯罪者が未成年だったり、被害者と示談が成立して告訴を取り下げていれば報道もされません。犯人が捕まり報道される事件はほんの一部だと思ってください。

こうした犯罪者は賢く、子供に「知らない人について行ってはダメ」と言い聞かせても、言葉巧みに子供の心を掴みます。そうしたことから防犯ブザーの効力は期待できません。私の経験上一番注意してもらいたい点は、「子供から目を離さない」「一人にさせない」事です。スーパーに買い物に行って二、三分間目を離したスキに、トイレに連れ込まれたケースもあります。学校からの帰り道では出来るだけ家の近くまで友達と一緒に帰るなど、一人になる道のりを少なくすることが大切です。

最近起こった幼児・児童相手の犯罪を思い出してください。私が見てきた被害者の多くも、本当にちょっとした「スキ」を狙われるのです。保護者が細心の注意を払うのはもちろん、学校・行政・警察、そして地域住民が連携してその「スキ」を埋めていくしかないのです。

私の経験が皆様のお役に立てることを願っております。



那須調査員プロフィール

大阪府警に十年在籍し、功績が認められ大阪府警本部長賞など数々の賞を受賞。昨年よりひまわり探偵社調査員として活躍中。



探偵サンに聞いてみようなんでもQ&A

Q.防犯カメラは犯罪の予防になるのでしょうか?

A.未成年者が犯罪に巻き込まれた場合、犯罪の恐怖から犯人の特徴を覚えていないことが多く、日頃から防犯カメラ等により不審者の把握をしておく事が大切です。また、犯人検挙の有力な証拠になることから、防犯カメラを設置する自治体が増えています。

Q.子供のいじめ問題を調査することはできますか?

A.はい、調査可能です。最近では、教師による特定の子供へのいじめの相談もあります。

Q.広島県における平成十七年度の未成年者が被害にあった件数は?

A.
●凶暴犯罪(殺人等)・・・・・37件
●粗暴(暴力等)・・・・・431件
●風俗・・・・・140件
●知能(詐欺等)・・・・・28件
●窃盗・・・・・5539件
●性犯罪・・・・・144件
●その他・・・・・120件
※風俗は風俗店で未成年者が働かせれていた等

警察で把握されている件数は上記のとおりですが、実際の被害者は数倍に上ると思われます。

※注意!
最近、あたかも事務所があるかのようにみせかけたり、料金を明確にせず、喫茶店などに依頼人を呼び出そうとする調査会社が増えております。お気をつけ下さい。





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