第3回ひまわり探偵奮闘記「福山盗聴実録」 福山市

福山盗聴実録
今回と次回の二回にわたり、皆さんも興味があるであろう盗聴機にスポットを当て、尾道市内から福山市内にかけ実際に盗聴電波を探してみることにしました。

私どもの事務所にも月に一~二件は盗聴機を探してほしいという依頼があることから、この手の問題で悩まれている方も多いと思います。

また、実際に盗聴機なんてあるのか?と思われているのではないのでしょうか。まず、調査結果をご報告するにあたり、盗聴機とはどんなものなのか?またどんなタイプのものがあるのか?を説明させていただきます。

盗聴機とは、高性能マイクが拾う音や音声を電波で飛ばし、離れた場所で聞くことのできるワイヤレスマイクだと思ってください。

タイプは色々なものがあり、よくテレビなどで紹介されるコンセント型、オーソドックスな黒いケースに入っているもの、電卓型(電卓として使用可)、カード型(薄さ2~3mm)、そして取り付ける気になれば、ありとあらゆる電化製品に埋め込むことができます。これらは、販売店などで数万円で簡単に買うことができ、発見するには盗聴機が出している電波を調べるのです。盗聴電波とは、仕掛けた人間が第三者に気づかれないために一般に使われている周波数帯、例えばタクシー無線はこの周波数帯、航空無線はこの周波数帯、と割り当てがあるのですが、その割り当てに入っていない周波数帯の周波数を使っているのです。それらを逆手にとって、使用されていない周波数帯を調べることで盗聴機を探すのです。(なかには特殊な周波数帯を使っている場合や、有線のものもあります)




調査開始!平成十四年十一月二日 午後四時
尾道駅から国道二号線を福山方面に向けて出発。車内には代表的な盗聴電波を探す機材をセットし、車外には受信感度を上げるための少し大きめのアンテナを設置。車を走らせながら盗聴電波を探すことにしました。

午後四時十五分 尾道市高須町で受信機に反応あり!盗聴電波と確認。ピアノの音とテレビの声が入り混じって聞こえてきました。十分ほど聞いていると、母親と思われる女性の声と子供の声が入り電車が家のすぐ横を走る音が聞こえてきました。電波の強さから、発信源と思われる家の前に行くとピアノの音が室内から聞こえてきたので間違いはないと思われます。 推測ですが、家族の誰かが仕掛けたものでしょう。

午後五時三十分 福山市三吉町付近でかなり遠くまで飛んでいる盗聴電波を受信!五十歳くらいの男性の声とテレビの声が入ってきました。なにか食事をしているような音がして、約五分後電話が鳴り、女性と思われる相手と金銭のことで口論をしていました。




ホテルで発見!午後六時五十分
三吉町を最後になかなか受信機に反応がなかったところ、市内某所で男女の声を受信。近くのホテルからの電波だと確認。しかし、すでに帰り支度をしているような会話をしており、その会話の内容から、不倫関係の男女だと思われました。女「子供を待たせてるから・・・」男「夜はメールを送ってくるな・・・」男は妻に浮気を感づかれそうなことを話していました。しばらくすると、そのカップルと思われる五十代男性、三十代前半と思われる女性がホテルから車で出て行きました。


注意!
電波にのって飛んでいる音や会話を聞くだけなら、法律には触れません。しかし、受信により得た情報や人物が特定できる会話の内容を公表したり、悪用すると場合によっては処罰されます。また、盗聴機を仕掛ける場合も電波法等に違反する可能性があります。

今回は三時間ほどの調査で三つの盗聴電波を発見しました。この結果が多いか少ないかは別として、やはり実際に盗聴機はありました。おそらく、この数倍の数の盗聴機があると思われます。

取扱が簡単な盗聴機を探すことができる機器もありますので、不安な方や興味のある方は一度ご相談下さい。




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