ひまわり探偵社

 地元経済誌に掲載されていた探偵奮闘記を少しずつ公開していきます。ためになる内容もたくさんあるのでぜひご覧ください。

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探偵とは

 現在日本では、探偵業をする場合、免許などの資格は無く、許可制も無いので、探偵になろうとすると自分で「探偵です」と言えば、誰でもすぐ探偵事務所を開くことが出来ます。

 そのため、探偵と一言に言いましてもピンからキリまであり、探偵学校に行き、すぐ開業する"にわか探偵"から探偵事務所で数年修業した後、独立するような人まで、その事務所によって調査能力は違っているのです。

 料金体制もまちまちで、同じ調査の見積りが数万円から数十万円と開きがあるのが現状です。また、電話さえ引けば簡単に開業することも可能なためあたかも事務所があるように見せかけている業者もあります。

どんな仕事

 探偵の仕事は、基本的にはいろいろなことを調べる調査業なのですが、依頼人のためなら何でもする「なんでも屋」だと思ってもらえればいいと思います。

 断っておきますが、なんでもするといっても法の範囲内で出来ることですので、あしからず。なかには「私の旦那を殺してほしい」とか「ピストルを売ってくれ」など、かなり勘違いしている危ない人から電話がかかってきたこともありましたが、丁重にお断りさせていただきました。

地味なんです

 テレビや映画の中では、探偵は格好良く難事件を解決したり、殺人事件にまきこまれたり、派手で危険な仕事に描かれていますが、実際には、十時間以上張り込みをしたり(私の最長張り込み時間は車の中で二十六時間です)地味で根気のいるテレビの世界とはかなりかけ離れた仕事なのです。

 服装も映画などではサングラスをかけ、いかにも怪しい格好が思い浮かびますが、サングラスなどはよけい目立つだけでなるべく地味な服装、まわりの場所に合わせ、ホテルのロビーやオフィス街ではスーツ。海水浴場や遊園地などでは、ラフな服装でその逆だと海水浴場でスーツはかなり目立ちます。

 乗っている車も珍しい車種は避け、どこにいても目立つことのない車を乗っています。

 依頼内容で一番多いのは、浮気調査がダントツで全体の八十%ぐらいを占めています。こんなにも浮気や不倫、男女間のトラブルが多いものかと改めて驚いています。また、その他にストーカー問題やイタズラ、嫌がらせ、盗聴器発見、金銭トラブルや行方不明、家出人の捜索、いじめ問題。最近では、経営者からの依頼で従業員の不正や勤務態度を調査することも多くなりました。

ハイテク時代

 探偵の調査で、一番重要で頻繁に行われる尾行はハイテク時代の恩恵を受け、成功率は飛躍的に上がっています。今では相手に全く気づかれること無く調査対象者を追いつめていくことが容易になりました。

 また、証拠の写真鳥も特殊カメラで肉眼ではほとんど何も見えない暗いホテルの駐車場などでもはっきりと明るく写しだすことが出来るばかりでなく、センサーなどによる無人撮影や驚くほど小さなCCDカメラ、厚さ数ミリの名刺サイズのカード型カメラ、またそれらの映像を離れた場所まで電波で送信することも可能で、相手に私たちは全く見られることも無く証拠の写真を撮ることが出来るのです。何かの理由で夜逃げなどしても、探偵からは逃げられません。探偵から逃げるには、仕事に就かずホテルや知人の家などを転々と移り住むか、路上生活するしかないのです。